やぶのりこ【多度津町で生きる・多度津町で輝く】
多度津町で生きる・多度津町で輝く
高校生の時、美術書を注文すると一か月待ち。
その頃はインターネットはなく、情報を得るのは新聞かテレビ。
都会に行かないと私の人生は始まらない
焦るような思いで東京へ。
都会での生活は刺激に満ちていました。
そのまま深く考えず都会で就職。
そこで経験したのは目の回るような企業活動、時間とお金に追われる日々。命をすり減らして生きてきました。
芸術家として動くときだけが自分を取り戻す時間でした。
幸い海外での作品の発表を得て活動する中で
何が幸福か
考えるようになっていました。
そう思ったらためらいなくふるさと多度津に帰っていました。
ゆったりと流れる時間、災害の少なさ、きれいで豊かな自然。
学生時代に見えていなかったものが輝いて見えました。
多度津には宝がいっぱい。なのに活かされていない。
なんともったいない
と思ったら、居ても立っても居られなくなりました。
都会に憧れる時代は終わった と伝えたい。
多度津で輝いて手に入れる幸せ、一緒に創りたい。
アートな生活
「今晩の御飯は何にしようかな」家族の為を思って作る御飯も立派なアート。食から住まい、ファッション、子育て、地域での関係、生き方に至るまで、どうしたら心地よくいられるか、毎日の生活を彩らせる笑顔いっぱいの多度津町になるように提案していきます。
アートで学びを楽しく
小学生から英語教育が必須となり「国際人になろう」「クリエイティブな能力を身につけよう」と求められても、受け皿はあるのでしょうか。
貧困、格差は広がっています。宇宙ほどの可能性を秘めた子どもたちをはぐくむ環境を整備したいと心から思います。
アートで地域をよみがえらせる
瀬戸内国際芸術祭の一番の目的は地域の再生です。
「今だけ、お金だけ、自分だけ」と人々を効率、効率、効率とせきたててきて地域は壊されたのではないでしょうか。
人生の自由な時間を失わずに暮らせる多度津町にしたい!
瀬戸内国際芸術祭を契機にシニア世代のお知恵をかしていただき、人と人との関係を結びなおしたいを考えています。
シニア世代は生きた立派な図書館だと思っています。
プロフィール
2005年3月 早稲田大学第二文学部卒業
2007年3月 東京藝術大学美術部大学院先端藝術表現科卒業
アーティスト活動をしながら国内外で作品を発表。
英会話講師・現代芸術科